「赤ちゃんがほしいのに、なかなか妊娠しない…。」とひそかに悩んでいる人はいませんか?
避妊しなければ、そのうち赤ちゃんができるはずと思いがちですが、必要な条件が揃わないと妊娠には至らないのです。
自然に任せていても妊娠しない…
妊娠確率を上げる鍵は
セックスタイミング!
妊娠するための第一歩は、より妊娠確率の高い時にセックスタイミングを取ること。
基礎体温をつけて排卵日を確認してからセックスタイミングを取る方は多いと思いますが、実は妊娠の確率が高いのは、排卵日の1~2日前と言われてるのを知っていますか?
基礎体温をつけるだけでは、最適なタイミングがすぎた排卵日を確認することになるので、正確に最適なタイミングを確認するのは難しいですよね。最近では、排卵日予測検査薬などを活用してより最適なタイミングでセックスをする方法もあるので、セックスタイミングの見直しが必要な場合は是非試してみてください。
ただ、それでもなかなか妊娠しないというケースも少なくありません。そんな時は、どうしたら良いのでしょうか?
「なかなか妊娠しない」
いざという時に
知っておいて欲しいこと
日本産婦人科学会では、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しない状態を「不妊」と定義しています。そして、この一定期間というのは「約1年間が一般的」と定義しています。
もしあなたが、セックスタイミングを取っているのになかなか妊娠しない、という場合は、将来的に不妊治療が必要になってくるかもしれません。
「今はまだ大丈夫」「不妊治療は考えていない」という方も多いかもしれませんが、いざという時のために、不妊治療について知っておくと良いでしょう。
ところで、あなたは「不妊治療」のこと、どこまでご存知ですか?
多くの方は人工授精や体外受精をイメージするかなと思いますが、いきなりそのような不妊治療を行うわけではありません。セックスタイミングを取ることも、実は不妊治療のひとつですし、より妊娠確率を高めるために様々な検査を行う場合もあるのです。
近年では、高度な検査を用いて様々なことを調べることもできるようになってきており、自分たちの状態に応じた検査が可能になっているのです。
子宮内膜の問題を調べるための最先端検査
子宮内膜の問題を調べるための最先端検査
子宮内の細菌叢、「子宮内フローラ」を妊娠に適した状態に整えるための検査です。妊娠を助ける善玉乳酸菌、善玉乳酸菌の働きを阻害する悪玉菌、慢性子宮内膜炎の原因となる菌が子宮内にどのくらい存在しているかを調べ、治療の必要性を確認します。
受精卵が着床し、育っていく場所である子宮内膜には、受精卵を受け入れる準備が出来ているときと、そうでないときがあります。このタイミングは「着床の窓」とよばれ、わずか12時間早い・遅いだけで、着床に至らないこともあります。ERA検査では、女性お一人おひとりの「着床の窓」を特定します。
受精卵(胚)の問題を調べるための最先端検査
受精卵(胚)の問題を調べるための最先端検査
胚の染色体の数を調べます。染色体数に過不足の無い胚を移植することで、妊娠率の向上と流産の予防に期待できます。
妊娠までの道のりは人それぞれ
悩んでいる人は、まずは相談を
治療の進め方や必要な検査は、ケースバイケース。年齢やライフスタイル、ほしい子どもの人数などを考慮しながら、パートナーと話し合って決めていく必要があります。
「不妊治療や検査に興味があるけれど、どうしたらいいかわからない」という人は、まずは治療や検査に対応している医療機関に気軽に相談してみましょう。
まだ治療を考えていない人も、この先にさまざまな選択肢があることを知っておくだけでも、将来の計画を立てやすくなるはずです。
ちなみに、最先端の検査に対応している医療機関での受診を希望する場合は、事前に確認してから受診先を検討するのが良いでしょう。